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麻婆麺・キーマカレー専門店「飛飛飛(びびび)」でなだれ坂カレーを堪能!——痺れる辛さと食感のハーモニー

2026年4月16日

 麻布坂カレー巡り第一弾
「なだれ坂カレー」を求めて西麻布の隠れ家へ

春の陽気を感じるランチタイム。今回訪れたのは、西麻布に店舗を構える麻婆麺・キーマカレー専門店「飛飛飛(びびび)」です。

麻布地区にある60以上の坂道にまつわる物語をカレーで表現したご当地グルメ「麻布坂カレー」。

台地に囲まれたすり鉢状の地形が生み出した、江戸時代から続く麻布の坂の歴史をカレーとして味わえる、非常にユニークなプロジェクトです。

現在、参加店舗は13店。カレー専門店にとどまらず、洋食・和食店や図書館の食堂など、多彩なジャンルのお店で提供されています。

今回は、その中から、「なだれ坂カレー」を提供する「飛飛飛(びびび)」さんへ伺いました。

 

▼麻布坂カレーの誕生秘話についてこちらのインタビューで伺っています。
【麻布坂カレープロジェクト】~坂の歴史や由来を伝えるご当地カレーの誕生秘話~

「飛飛飛(びびび)」は、東京メトロ日比谷線・都営大江戸線「六本木」駅、東京メトロ千代田線「乃木坂」駅のいずれからも徒歩10分圏内というアクセスの良い立地にあります。

今回は乃木坂駅から向かいました。

乃木坂駅からは、青山霊園方面の改札を出て「出口5」から地上に出ると、比較的アクセスしやすいです。

乃木坂駅からは国立新美術館のほか、都心にありながら憩いの場として親しまれる「青山公園」、歴史的な偉人や著名人が多く眠る「青山霊園」にもアクセス抜群。

国立新美術館の方へ歩くと美術館の通用門に隣接した「六本木トンネル」が見えてきます。

波のようにうねる「ガラスカーテンウォール」が印象的な国立新美術館。

美術館側に六本木トンネルの歩行者用通路が整備されています。

六本木トンネルを歩いていると、突然目の前に壁画が出現しました。高さ約3m、幅約8mの壁画は全部で5点あるそうです。こうしたパブリックアートが楽しめるのも、アートの街・六本木ならでは。

楊雅淳/砂漠中のハイビスカス

トンネルを過ぎて住宅街を歩くこと数分、黒い建物が目に入りました。扉を開け暖簾をくぐると、カウンター10席が並ぶ、高級感あふれる空間が広がります。

西麻布エリアでランチタイムの穴場として重宝される「飛飛飛」。店主の高岩 誠(たかいわ まこと)さんが営む一軒です。

黒でまとめられたシックな店内で特別なひとときが過ごせます。

スパイスと山椒で“ビビビ”体験を満喫
賄いから生まれたランチメニュー

お話を伺ったのは、「飛飛飛」店主の高岩 誠(たかいわ まこと)さん。

「飛飛飛」は平日ランチのみの営業。夜は「焼鶏ひらこ」として営業しています。「焼鶏ひらこ」は高岩さんのご兄弟が宮崎県小林市で育てる「飛来幸鶏(ひらこどり)」を独自の火入れにより提供する、知る人ぞ知る高級焼鳥店です。

——焼鳥店がなぜ、麻婆麺・カレー専門店を始めることになったのですか。

高岩さん:当店はカウンター10席のみで、高級焼鳥店というコンセプトのため、より多くの方に喜んでいただけるメニューを提供したいと考えたのがきっかけです。

昼営業では大きく2種類のメニューを提供することにしました。山椒とスパイスを組み合わせた麻婆麺「飛びめん」は、もともとスタッフへの賄いとして提供していたもので、非常に好評でした。さらに、スタッフが変わっても安定した味を再現できる点から、店舗展開の可能性も感じ、ランチメニューとして商品化しました。キーマカレーも同様に賄いから生まれ、カレー好きのスタッフの後押しを受けて商品化に至りました。焼き鳥は使用できる部位が限られますが、キーマカレーを提供することで、より多くの量を仕込めるようになりました。メニューごとに価格帯が異なるため、昼と夜では客層も大きく異なります。

トッピングを崩しながら素材の組み合わせを楽しむ
なだれ坂モチーフのスパイシーキーマカレー

——今回、「麻布坂カレープロジェクト」に参加したきっかけを教えてください。

高岩さん:キーマカレーの商品化のきっかけにもなったカレー好きのスタッフが、麻布坂カレーの企画をネットで見つけ、問い合わせをしたのが始まりです。カレー専門店を運営していることもありますが、私自身、カレーによる町おこしプロジェクトの存在を知り、「面白そうだな」と感じました。カレーにこだわらず、地域を盛り上げようと取り組んでいる方には、常に協力したいと思っています。

——なだれ坂カレーはどのような経緯で生まれたのでしょうか。

高岩さん:当店のカレーは単体でもおいしいのですが、トッピングの具材と合わせることで、より味や食感に深みが出ます。そこで、最初からトッピングをのせた状態で提供することになりました。トッピングが流れるような盛り付けにすることで、坂名の由来ともいわれる「なだれ」を表現できるのではないか、というアイデアが生まれました。

取材時には盛付の様子を実際に見せていただきました。ピーマン、えのきだけ、マッシュルームなど、キーマカレーと相性が良い具材をたっぷりとトッピングしていきます。

高岩さん:スパイスは、パウダーとホール(粉砕していない状態)を使い分けるほか、「調理時に使うのか」「仕上げにかけるのか」といったタイミングによっても、味わいが大きく変わります。

キーマカレーの上に、後がけスパイスと大豆をトッピング。

プレートには味変として楽しめる、大根の漬物とガリを添えます。

生のマッシュルームはキーマカレーと相性抜群です。

仕上げにルッコラを散りばめて完成。

もともと「飛飛飛」でもよく使われているマッシュルームを、坂の頂点に見立てて盛り付け。なだれを表現した一皿が完成します。

辛さは10段階から選択可能。常連客は、5~6辛で注文する方が多いそうです。一方、なだれ坂カレーは2~3辛を選ぶ方がほとんどとのこと。今回は4辛にしていただきました。

高岩さん:カレーはトッピング次第で美味しさが変わります。素材の組み合わせを楽しんでほしいです。大根の漬物を好きなタイミングでかじってみたり、スプーンにのせてキーマカレーと一緒に食べたりしてみてください。ガリはカレーを食べ終わった後や、食べ終わりごろにかじるのがベスト。色々な食べ方を試してみてください。

本場インドでは、カレーの舌休めとして「アチャール」という漬物が親しまれています。スパイスの効いた漬物なのですが、当店ではあえて日本酒や塩に漬けた日本風の大根の漬物を使っています。

——大根の漬物は想像以上にキーマカレーと合いますね!食感がアクセントになりますし、スパイスで痺れた口の中をさっぱりとさせてくれます。ルッコラの爽やかな香りと苦みも、スパイスと非常にマッチして美味しいです。

4月26日までの公式SNSキャンペーン期間は、プロジェクト公式Instagramをフォロー&投稿シェア、麻布坂カレー注文で「免許証風ステッカー」がもらえます。※カレー別添えの、なだれ坂標柱アクリルキーホルダーもお持ち帰り可能。

さまざまな素材の組み合わせが楽しめる「なだれ坂カレー」。スパイスがしっかりと効いていて、一口ごとに飛ぶような爽快感が広がります。まさに“ビビビ”とくる体験です。ぜひ現地を訪れてみてください。

なお、店舗からこのカレーのコンセプトとなった「なだれ坂」までは徒歩20分程度でした。食事の前後に足を延ばせば、軽い運動になりますし、麻布坂カレーの魅力をより深く楽しめること間違いなしです。

流垂・奈太礼・長垂と書いたと伝わる「なだれ坂」。土崩れがあったためでしょうか。
※港区観光協会公式サイトより引用

▼なだれ坂の名前の由来についてはこちらの記事で詳しく調査をしているのでぜひチェックしてみてください。
港区の坂・「なだれ坂」

街中には標柱の立った坂道やパブリックアートが点在しているため、店舗までの行き帰りにふらっと寄り道するだけでも十分街歩きを楽しめます。坂道カレーと一緒にその土地の空気を感じてみるのもおすすめです。

飛飛飛(びびび)
住所:東京都港区西麻布1-5-23
時間:平日・祝前日・祝後日11:30~13:30(L.O.13:20)
定休日:毎週土・日曜、祝日
アクセス:東京メトロ日比谷線・都営地下鉄大江戸線 六本木駅、東京メトロ千代田線 乃木坂駅より徒歩10分
なだれ坂カレー:1,500円(税込)

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