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港区歴史探索・地名のヒミツ 「赤坂見附」

2023年9月11日

「赤坂見附」の由来は江戸城の城門

江戸城には、かつて「赤坂見附」という名の城門がありました。「赤坂見附」の地名は、その門に由来していると言われます。

見附とは、城の外郭に設置された見張り付きの城門のこと。
江戸城には、主要な城門が全部で36あったとされ、それらは「江戸城三十六見附」と呼ばれていました。

赤坂見附の築城

赤坂見附が築かれたのは、江戸の寛永年間のこと。

1636(寛永13)年、福岡藩主の黒田忠之が、枡形の石垣を築造します。その後、1639(寛永16)年、御門普請奉行の加藤正直・小川安則によって門が完成しました。

赤坂側から江戸城への入口となっており、大山道(おおやまみち=現在の青山通り)の玄関にもなっていた、重要な門でした。

「見附」の名が付く都内唯一の駅

明治時代に入ると、道路の拡張工事に伴って解体されましたが、石垣の一部は江戸城外堀跡として国の史跡になったのです。

ちなみに「赤坂見附駅」は、東京では唯一「見附」が付いた、貴重な駅名となっています。

【赤坂見附駅】
路線名:東京メトロ銀座線、丸ノ内線
住所:東京都港区赤坂3-1-6

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