いざまちローディング画面

いざまち

「芝浦運河祭り2023」に行ってみた!

2023年10月5日

先日アップした「港区立伝統文化交流館」の紹介記事で、「内観の撮影をしたい!」と思ってしまった私。

恐れを知らず、港区立伝統文化交流館さんに撮影申込みを行ったところ……なんとあっさりOK!

近日、その様子はこちらにアップさせていただくとして……。

その際、港区立文化交流館の館長・原さんからこのような話を伺ったのです。

「10月1日と2日は、港区立伝統文化交流館として芝浦運河まつりに参加させてもらっているんですよ」

……「芝浦運河まつり」って、何??

……………………

10月1日(日)。今年も残り3カ月を切ったというのに、一向に気温が下がるでもなく、さんさんと太陽が照り付ける中、

通っているパーソナルトレーニングジムで徹底的にしぼられた私は、一向に引かない汗を拭き拭きその足でJR田町駅へ降り立ちました。

芝浦運河まつりに参加するためです。

実は20年近く続く立派なお祭りだった

ネットで調べたところ、芝浦運河祭りとは、2004年(平成16年)から行われているイベントだそうです。

祭りが開催されたきっかけは平成15年度の港区内商店街の振興促進政策だったようです。港区産業振興課により、商店街振興促進政策の対象となったのが、芝浦3丁目、4丁目にまたがる芝浦商店会

選定された芝浦商店会のプロジェクトメンバーは、政策の趣旨にのっとりながら「どうしたら芝浦地区に人を集め、にぎわいを創成できるか」に頭を悩ませていました。そこで、メンバーの目に留まったのが東京都が提唱していた「運河ルネッサンス構想」。東京都には大小合わせて40近い運河がありますが、これを観光資源にしていこうという、ざっくりといえばそういう構想です。

「芝浦にも運河がある」

「運河のある街”芝浦”をアピールしていこう」

こうして、始まったのが芝浦運河祭りなんだとか。

現在は芝浦1丁目、2丁目の商店会も参加し規模も大きく拡大しています。

まあ、事情はともかく。今ではすっかり、芝浦で暮らす人たちにとって馴染みのお祭りなんだそうです。

運河に架かる橋が地域住民の憩いの場に

田町駅を降りて東口のバスターミナル側へエレベーターを下りると、いつもならバスターミナルとなぎさ通りが目の前に広がります。

ですが、この日目に入ってきたのは、通りの両脇に立ち並ぶ出店やステージの数々!そして、多くの人、人、人!

って、よく見ると、封鎖しているのはただの道路ではなく、運河にかかる新芝橋じゃないですか。

橋の中央にはテーブルと椅子が敷き詰められており、皆さんが飲食を楽しんだり出し物を楽しんだりしていらっしゃいます。

普段は車が行きかっているとはにわかに信じられない光景です。

ふと、橋の下を見ると運河を走る遊覧船の乗り場まで!

これはチャンスと言ってみようとしましたが、タイミングが悪く定員に達してしまったようで、今回は泣く泣く諦めました。

さて、橋を渡り切ったメインステージの少し先に、港区伝統文化交流館のブースも確かに出ていました。

「今年から初参加」

とのお話だったのですが、堂にいったお客様捌きです。

こちらで出されていたのは、伝統芸能である「紙切り」や、

子どもたちのリクエストに応えハサミひとつで動物を切り出す芸人さん

1回100円で3投楽しめる輪投げなど。

輪投げのルール説明を受ける子どもたち

「輪投げなんて、昭和な遊び、令和の時代に通用するのかな」

とひやひやしていましたが、お小遣いをもらった子どもたちが今か今かと列に並んでいる風景には、思わず笑みがこぼれてしまいました。

時代が移ろおうと、子どもは子どものままで素直にいてくれます。

ただ「さすが港区だな」と感心したのは、輪投げを投げる列に外国人の子どもが混じっていたところ。

恐らく人生初の輪投げ体験だったでしょうが、見事、輪っかを入れることに成功。景品のお菓子を手に満面の笑みでお父さんの所へかけていっていました。

港区の地域のお祭りというと、おしゃれな出し物とかあるのではと身構えていましたが、私の田舎の町会のお祭りと変わらない雰囲気でとても和やかな気持ちになれました。

来年は、もう少し早く現地入りして、遊覧船に絶対乗ってやります!

芝浦運河祭り
日程:2023年10月1・2日

前の記事

人生は七転び八起き!高橋是清にあやかれる?「高橋是清翁記念公園」

次の記事

港区歴史探索・地名のヒミツ 「表参道」