【開運】「港七福神めぐり」なのに巡る寺社は8カ所ある?
港区で七福神のご利益にあやかろう!
恵比寿天、大黒天、福禄寿、毘沙門天、布袋尊、寿老人、弁財天の七柱を中心とした「七福神」が誕生したのは、室町時代末期と言われています。当時は七柱の神様が固定ではなかったようで、現在のメンバーに定着したのは、江戸時代だそう。それ以降、永きにわたり信仰されている神様です。
七柱の神様からは、それぞれ「商売繁盛」「長寿」「知恵財宝」などさまざまなご利益を得られますが、年明けの松の内にそれぞれの神様が祭られている寺社を巡ると、特にご利益があると言われているのが「七福神めぐり」です。
「七福神」なのに巡る場所は「8」カ所ある
七福神めぐりは日本全国さまざまな地域にありますが、もちろん港区にも「港七福神めぐり」が存在します。
ただし、港七福神めぐりの巡拝所は8カ所。
「“七”福神なのに、なぜ8カ所?」と疑問に感じるかもしれませんが、港七福神は、七福神に加えて、「宝船」も巡拝所として存在する珍しいパターン。都内に複数ある七福神めぐりでも、ひとつの参拝所として宝船があるのは、港七福神だけです。
港七福神、それぞれの神様がいらっしゃるのは下記。8カ所すべてを巡拝すると約6km、徒歩で3~4時間の道のりになります。
【弁財天】宝珠院(港区芝公園4-8-55)
【毘沙門天】麻布氷川神社(港区元麻布1-4-23)
【大黒天】大法寺(港区元麻布1-1-10)
【恵比寿天】飯倉熊野神社(港区麻布台2-2-14)
【福禄寿】天祖神社(港区六本木7-7-7)
【寿老人】桜田神社(港区西麻布3-2-17)
【布袋尊】久国神社(港区六本木2-1-16)
【宝船】十番稲荷神社(港区麻布十番1-4-6)
場所柄、「六本木ヒルズ」や「東京ミッドタウン」、「東京タワー」、「麻布十番商店街」と、港区を代表するスポットのすぐ近くを通るので、開運だけでなく、グルメやショッピングも楽しめる、欲張り巡礼を実現できるのです。
気になるお店でランチをいただき、麻布十番商店街で「東京三大たい焼き」のひとつ、麻布十番商店街にある「浪花家総本店」で糖分補給をするもよし。歴史深い各寺社に焦点を絞って、当時の姿に想いを馳せるのもよし。参拝順に決まりはないので、自分流で楽しむことができます。
各寺社で港七福神めぐりの御朱印をいただけるのは元日~成人の日のみですが、お散歩日和の晴れた日に、港区散策と合わせて開運巡りをしてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、麻布十番商店街にある「浪花家総本店」は、あの誰もが知る童謡「およげ!たいやきくん」のモデルとも言われているお店。1匹ずつたい焼きを焼く、いわゆる“天然たい焼き”です。入り口では職人さんが手際良くたい焼きを焼きあげており、ひっきりなしにお客さんが訪れています。
松の内でなくても、“めで鯛”たい焼きでパワーチャージすれば、ご利益もアップするかも……?