変わる青山通り!今年から2029年にかけてリニューアルラッシュが始まりました!
青山通りの再開発ラッシュにお気づきですか?
国道246号線のうち、渋谷駅から千代田区永田町の三宅坂あたりまでの区間は、通称『青山通り』と呼ばれ、その殆どが港区内を走っています。赤坂、青山、表参道を繋げているため古くからおしゃれな通りというイメージが強いのですが……。
実は、今この通り沿いで再開発ラッシュが起こっていることにお気づきでしょうか?
改めて、今青山通りで起こっている再開発を掘り下げてみましょう。
①青山一丁目駅リニューアル!
まずは、いざまちでもたびたび取り上げてきた青山一丁目駅のリニューアル工事が完了しました!
表から見ている分には大きな変化がないように思われますが、中庭部分へのアクセスがスロープとなって大きく変わったのは、毎日利用する身からするとかなりの変化で、見た目の印象もだいぶ変わっています。
また、リニューアルに合わせて青山ツイン地下街の店舗も変化がありました。秋葉原などにも店舗を構えるカレーの『旨辛カレー専門店 白洋亭』がオープンしてくれたのは地味にうれしいです。
実は青山一丁目駅近辺、美味しいお店は多いのですが、手ごろな価格帯でのランチの選択肢が少なかったんですよね。
ちょうど今の時期は、神宮外苑銀杏並木の紅葉と重なっているため国籍を問わず多くの観光客が青山一丁目駅で降車してくれています。
初めて青山一丁目駅で降りた人に、少しでもこの街でよい思い出を持って帰ってくれたら嬉しいなと思っています。
②明治記念館77周年リニューアル
青山一丁目からほど近い明治記念館でも、2024年11月1日に開館77周年記念のリニューアルが行われました。
77周年記念のリニューアルサイトも公開されており、77周年を記念した新たなロゴの発表や、記念館に縁のある方々のインタビュー記事などが並んでいます。あらためてその歴史の長さに感心してしまいます。
の3店舗もリニューアルが行われています。
青山近辺で飲食店をお探しの際は、ぜひ、お立ち寄りください
③北青山三丁目地区まちづくりプロジェクトいよいよ総仕上げに本格着手!
老朽化していた都営住宅団地・青山北町アパートを解体し、建替えを行うことで、青山通り周辺エリアの拠点となる複合市街地を形成するプロジェクトをご存知でしょうか?
2020年には、「ののあおやま民活棟」という25階建ての複合施設がオープンしています。
このプロジェクトの総仕上げに向けて、1964年のオリンピック当初から青山通りの変遷を見守っていたという「第一青山ビル(下記地図のエリア)」という建物の取り壊し工事が始まりました。
本プロジェクトにかかわっている独立行政法人都市再生機構に取材をしたところ、本プロジェクトでは隣接する「ののあおやま民活棟」の緑地と一体化して、豊かな自然を再生する約6,000㎡の潤いある大規模緑地として憩いの場にする計画であると教えていただきました。完成した建物は、オフィス利用以外にも、商業施設、ホテル、公共の多目的スポーツ施設などが入る予定です。竣工予定は2029年とのことで今から楽しみ!
実はこの再開発プロジェクト、複数のディベロッパーがかかわっている共同事業なのだそうです。
当然、複数のディベロッパーそれぞれが自分たちの特徴や得意分野を発揮した再開発を手掛けていきそうなものですが、それにしては、区画全体を通してコンセプトが統一されているように思われます。
「実は、本プロジェクト。私たち開発事業者以上に、“青山”という町を大切に思っている地元の方々の想いが中心となって動いているプロジェクトなんです」
と、教えてくれたのは「独立行政法人都市再生機構」の川村さん。「プロジェクトの中心人物を紹介しますよ」と、再開発事業の全貌を知る方にお繋ぎいただきました。
独立行政法人都市再生機構および、北青山三丁目地区まちづくりプロジェクトの地元地権者で「ののあおやま」の活動を担っている水野成美さんへの取材記事は、こちらをどうぞ!