いざまちローディング画面

いざまち

副都心に輝く光の橋……レインボーブリッジの歴史

2023年12月27日

2003年に公開された映画、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』。

いわずとしれた大ヒット刑事ドラマの映画第2作で、作中で織田裕二さん演じる青島刑事が「レインボーブリッジ、封鎖できません!」とパトカーの無線で呼びかけるシーンが印象的でした。

今回はお台場の象徴スポットの1つである、そのレインボーブリッジに焦点を当ててご紹介します。

実は歩行者も通れる

レインボーブリッジ=車かゆりかもめのイメージが強いですが、実はレインボーブリッジは二重構造。上層は首都高速で、下層は一般車道・遊歩道・ゆりかもめの線路になっているのです。

遊歩道の通行料はなんと無料! 歩いて渡ると、目安として徒歩20~30分くらいの距離です。東京タワーや台場地区の美しい景色をゆっくり楽しみたい方は、散歩がてらに渡ってみるのもおすすめです。

レインボーブリッジの成り立ち

レインボーブリッジが開通したのは、1993(平成5)年。この後建設予定だった臨海副都心と都心を結び、都心への交通集中を解消するために整備されました。前述の二重構造の関係で、上層の高速11号台場線(首都高速)、下層の臨港道路と臨海新交通システム(ゆりかもめ)からなる複合交通施設に類別されます。

工事が着工したのは、1987(昭和62)年。当時は「東京港連絡橋」という名で呼ばれていました。交通面だけでなく、臨海副都心に新たな景観を生み出すという、美観演出を担った橋でもありました。

東京港周辺という立地から、設計や工法にはさまざまな制約があり、吊橋型の設計を採用。「レインボーブリッジ」という名称は、一般公募20,023通の中から選ばれました。

シーズナルなライトアップを楽しめる

レインボーブリッジは昼間でも美しいですが、夜間にはライトアップされていっそう幻想的な雰囲気を醸し出します。ライトの数は、計444個!

ちなみに、ライトアップのカラーは季節やイベントによって変動します。「この時期はこのカラーなんだ」と、通るたびに新鮮な発見があるかもしれません。

レインボーブリッジ遊歩道
住所:〒108-0022 東京都港区海岸3丁目33-19

時間:9:00~21:00(4月~10月)
10:00~18:00(11月~3月)
※入場はそれぞれ終了30分前まで
※荒天・強風時は通行不可となる場合があります
定休日:第3月曜(祝日の場合は翌日休)
料金:無料(遊歩道の場合)
アクセス:ゆりかもめ 芝浦ふ頭駅より徒歩5分

 

前の記事

【港区のイルミネーション#7】彩り豊かな田町駅周辺~芝・新橋エリア その2~

次の記事

【伊皿子貝塚】田町には縄文時代に巨大な水産加工工場があった【港区の貝塚】