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ヨーロッパは小国ほどおもしろい! みなと区民まつり「国際友好広場」【ブース紹介】

2024年11月7日

2024年10月12日(土)・13日(日)に、港区芝公園一帯で開催された、みなと区民まつり。16もの大使館がブースを出展し、さまざまな手法で自国のアピールをしていました。

▼速報レポートはこちら
【行ってきました】世界の広さを改めて実感! みなと区民まつり「国際友好広場」レポート

今回ご紹介するのは、ヨーロッパ州のブース。日本人の海外旅行渡航先としても人気の国はたくさんありますが、実は小さな国ほど面白いのも、ヨーロッパ州の魅力なのです!

ハンガリー

ハンガリーの伝統的な民族衣装が素敵な「ハンガリーイロイロ」の三木フォリヌスさん

「ドナウの真珠」とも言われる世界遺産の古都・ブダペストが首都のハンガリー。以前は「ハンガリー共和国」と言われていましたが、2012年より「ハンガリー」が正式名称となりました。中央ヨーロッパに位置し、歴史的な市街地のほか、実は温泉もメジャーで、親日国のひとつです。

 

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ハンガリー大使館のブースでは、神宮前にあるAZ GROUPが、目移りするほどのワインやグッズを販売。ハンガリー固有のブドウ品種もあり、トカイ地方で作られる「貴腐ワイン」は特に有名で、トカイのブドウ畑の文化的景観がユネスコの世界遺産にも登録されています。

ずらり並んだハンガリー・ワイン。私も飲めればよかったのに!残念!

ワイン愛好家の方々がつぎつぎと立ち寄り、本場のハンガリー・ワインを堪能していました。
ハンガリー政府から依頼され、本格的なハンガリーレストラン「AZ Finom」も経営しているというAZ GROUP。レストランではすべてのワインを楽しむことができ、チョコレートはじめ、たくさんの商品も販売しているそうです!

そして、素敵な民族衣装で出迎えてくれた三木フォリヌスさんは、オンラインでハンガリー雑貨や食品を販売している「ハンガリーイロイロ」の代表。

主張しすぎず、幼すぎず。絶妙なバランスの刺繍!

純白の綿に、バラなどカラフルなお花が刺繍された「カロチャ刺繍」は、かわいい! のひと言。素朴だけど、ていねいに施された模様は、年齢を選ばず受け入れられる、ハンガリーを代表するグッズです。ほかに、パプリカ・パウダーなど、ハンガリーを代表する食品の販売も。

駐日ハンガリー大使館
住所/東京都港区三田2-17-14

スロヴェニア

スロヴェニアの首都・リブリャナのシンボルでもある、緑のドラゴンとはちみつ。

スロヴェニア大使館のブースでは、ワインとともに、黄金色に輝くはちみつも販売。5月20日は「世界ミツバチの日」なのですが、実はスロヴェニア政府の提案により制定された国際デーなのだとか! 国民200人に1人が養蜂家という、現代用法技術発祥の地でもあるスロヴェニア。地中海とアルプス山脈に接しており、1年を通してさまざまなアクティビティを堪能することができます。

 

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天然・非加熱・無添加のスロヴェニア産はちみつを販売していたのは、「Honey House」の宮地さん。

 

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マウンテンランニングのワールドカップでスロヴェニアを訪れ、この新鮮、濃厚なはちみつを紹介したい! と、オンラインで販売しています。抗菌作用も高く、健康にも美容にも良いはちみつ。パンにバターとはちみつをぬって食べる、スロヴェニアの伝統的な朝食を取り入れてみましょう。

駐日スロヴェニア共和国大使館
住所/東京都港区南青山7-14-12

コソボ共和国

コソボ共和国の伝統的な民族衣装と国旗。国旗の星の数は、6つの民族を象徴。

バルカン半島の内陸に位置する、コソボ共和国。ヨーロッパでもっとも新しい国であり、日本のパスポートなら、ビザ不要で訪れることができます。セルビア、北マケドニア、アルバニア、モンテネグロに囲まれた内陸国。個性的な建物が多い首都プリシュティナや、オスマン帝国支配時代の雰囲気を今に伝える中世の街並みが残る第2の都市プレズリンなど、コンパクトな国土に見所が詰まっています。

 

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柔道も人気で、2021年に開催された東京五輪では、女子柔道で2つの金メダルを獲得しました。

タンブラのような民族楽器「ジフテリーヤ」の展示も。

2021年にグラミー賞を受賞したイギリスのシンガー・ソング・ライター、デュア・リパの両親は、コソボ系のアルバニア人なんですよ。

【駐日コソボ共和国大使館】
住所/東京都港区西新橋3-13-7 VORT虎ノ門サウスビル10階
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ウクライナ

具材がぎっしり詰まったピロシキ。ウクライナ語で「プィリジキ」です!

その土地柄、歴史的に近隣からの影響を受け、また、影響も与えているウクライナ料理は、ふんだんに野菜が使われるのが特徴。ブースでは、歩きながらつまむのにちょうどいいプィリジキが大人気。

そして多くの人が足を止めていた、高品質なウクライナ産ワインも。「株式会社アンナ」の代表・アンナさん自ら、まだあまり知られていないウクライナワインをアピールしていました! 家族経営が多く、生産量の関係でなかなか輸出されていないウクライナワインですが、カルパチア山脈や黒海に面したミネラル豊富な土地が生み出す、個性豊かな味わいを楽しめます。

ラベルに描かれているのは……あのお方!「いいでしょ?」と、アンナさんもおすすめ。

そして、ウクライナの方々を支援するために立ち上がった、料理カメラマンの青山紀子さんの姿も。日本に避難するウクライナの方々が作った家庭料理を撮影した、「ウクライナ料理チャリティカレンダー2025」を販売していました。

心もほっこり、美味しそうな家庭料理がずらり並ぶ「ウクライナ料理チャリティカレンダー2025」

もちろん、撮影されたすべてのお料理レシピを見られるQRコード付き! 日本のスーパーでも揃えられる食材を使い、本場の家庭料理も再現できます。「本当に辛い状況だけど、料理の話をしている時だけはみんな笑顔になる」とおっしゃっていたひと言、忘れられません。

在日ウクライナ大使館
住所:東京都港区西麻布3-5-31

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