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【イベントレポート】「旧芝離宮夜会 by ワントゥーテン 〜幾年(いくとせ)ひかる〜」が開催されました!

2024年6月15日

2018年度から旧芝離宮恩賜庭園(以下、旧芝離宮)で行われているライトアップイベント、「旧芝離宮夜会 by ワントゥーテン 〜幾年(いくとせ)ひかる〜」(以下、「旧芝離宮夜会」)が2024年5月15日から18日の間行われました。

2024年は、旧芝離宮が大正13(1924)年に昭和天皇のご成婚記念として当時の東京市に下賜され、一般公開されるようになってから100周年を迎える節目の年です。

関連して行われる様々なイベントの一つとして開催された、「旧芝離宮夜会」に『いざまち』編集部も参加してきましたので、そのレポートと今後の旧芝離宮公開100周年イベントについてお届けいたします。

旧芝離宮のあゆみと「夜会」開催

旧芝離宮は江戸時代に埋め立てられた土地に大名屋敷の庭園として作庭されました。その後幾人かの所有者を経て皇室の所有となったのち、前述の通り大正時代に一般公開されました。
(※旧芝離宮の詳しい歴史についてはこちら(https://iza-machi.com/minatoku/shiba-sinbashi/404/)をどうぞ!)

2018年度からナイトタイムエコノミーの新たな施策として周辺の再開発に携わるエリアマネジメントによってライトアップイベントが行われ、2019年度からは地域の活性化などを目指し「旧芝離宮夜会」が開催されてきました。

今回はその6回目であり、旧芝離宮の一般公開から100周年を迎える節目の年ということで、江戸~明治・大正~現代という、作庭されてからの時の流れがテーマになっていました。

江戸から現代を思わせる展示を体感!

6回目の開催ということもあるのか、2回ある入場可能時間の後半直前には、入場口前に長い列ができていました。

ここからは、先ほどご紹介した江戸、明治・大正、現代という時代のテーマに沿って、園内をご紹介していきます。

まず江戸時代をイメージした「江戸情緒 散策路」。

こちらは和傘や行灯のライトアップによって、作庭当時の江戸時代をイメージさせる回廊です。

ライトアップショーを眺められる場所から若干奥まった場所にあるため、静かに歩きながら夜と光を楽しむもよし、和傘と撮影してもよしのスポットでした。実際に、和服を着た方が和傘と記念撮影している姿を見かけるなど、旧芝離宮によくマッチしたエリアでした。

子どもたちにも大人気だったのは、入口付近にあった、明治・大正時代をモチーフにした「大正浪漫-いろどり満月」というインスタレーション。

明治の文明開化の頃、西洋から伝わったステンドグラスと月を合わせたモチーフで、刻々と変化する模様を追いかけるように、月の中を子どもたちが走り回っていました。

そんな江戸から明治・大正を経て、現代へ至る庭園の姿を映し出すのが、中心の池泉でのライトアップショーです。

庭園内の新緑と、池の水面の反射を生かした幻想的なライトアップで、見る場所によって姿を変える姿が特徴的でした。

ふと浜松町駅方面を見上げると、世界貿易センタービルディングの解体により浜松町クレアタワーが望めるようになっており、このイベントがさらに回を重ねることで、周囲のダイナミックな変化も感じながら楽しめるものになるかもしれませんね。

さらにイベントの楽しみは見るだけでなく、「夜会ダイニング~Yakai Dining~」と題して、東屋やライトアップショーを望める場所で食べられる、江戸時代に流行した甘酒からレトロ感のある飲み物や料理などが提供されていました。

今後も続く旧芝離宮公開100周年イベント

2024年4月20日に公開100周年を迎えた旧芝離宮。今回の「夜会」もそれと連携したイベントでしたが、記念イベントは今年度いっぱい様々な場所で行われる予定です。

まず、旧芝離宮の歴史や見どころを紹介するパネル展示が、日比谷公園内「緑と水の市民カレッジ」での6月中旬までの展示を皮切りに、港区内の様々な施設で2025年3月まで展示が行われます。

パネル展示では、江戸時代から350年にわたる歴史を、「楽壽園」と呼ばれていた江戸時代から皇室の所領となってはじめて「芝離宮」と名乗った明治時代、そして高度経済成長期以降の周辺の急速な開発と変化による影響のほか、文化財として後世に庭園を残していくための取り組みや過去の姿を取り戻すための復元などについて、時代を追って詳細に解説されています。

【旧芝離宮恩賜庭園開園100周年記念パネル展】
住所:東京都千代田区日比谷公園1−5
日比谷公園内「緑と水の市民カレッジ」3F
時間:9:00~17:00
定休日:日・祝・年末年始
アクセス:東京メトロ丸ノ内線・千代田線・日比谷線霞ケ関駅「B2・C1出口」から徒歩3分、
都営地下鉄三田線内幸町駅から徒歩5分

記念パネル展は、今年度いっぱい港区の各スポットを巡回して展示される予定です、
今後のスケジュールは以下の通り予定されています。

  • 日比谷公園内「緑と水の市民カレッジ」
    公開中~6月18日(火)
  • 港区立郷土歴史館
    6月22日(土)~7月31日(水)
  • 東京タワー(フットタウン2階)
    8月5日(月)~9月16日(月・祝)
  • 東京ポートシティ竹芝 (3階まちづくりプラザ)
    10月上旬~11月下旬
  • 港区観光インフォメーションセンター(札の辻スクエア1階)
    12月上旬~2025年1月下旬
  • Hi-NODE TOKYO HiNODE PiER (1階 船客待合所)
    2025年2月上旬~3月下旬
    ※展示期間は上記より変更になる場合があります。

その他、秋以降にも様々なイベントが予定されていますので、「いざまち」では、そちらも取り上げていきます!

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