「三田」ってどんな場所? 歴史や周辺スポットを解説!
2023年12月8日
「三田」の歴史
「三田」は、港区内で最も古い地名の一つです。
かつては、「御田 (みた) 」と表記していたといわれます。935(承平5)年頃の文献には、「武蔵国荏原郡郷“御田”」と紹介されているそう。
平安時代より、付近の水田では朝廷や伊勢神宮へ献上する米を栽培しており、神領・皇室領の稲田とされたため、尊称「御」が付いたと考えられます。
その頃はカナが普及しておらず、読み方として「美田」と記してあったそうです。漢字の読み方を漢字で書く、というのもなんだかシュールですね。ほかにも、箕田、箕多、弥陀などと表記された時代もあったようです。
その後、はっきりとした理由が明かされていませんが、「御田」の表記は「三田」に変遷し、現代へと受け継がれます。
1871(明治4)年、肥前島原藩下屋敷跡(現・三田二丁目)に「慶應義塾」が移転。それにより、周辺地には下宿屋、食堂、書店などが増え、武家屋敷街から学生街へ、雰囲気が一変したのです。
「三田」にきたらココへ! 周辺の有名スポット
三田の付近には、虎ノ門ヒルズ、赤煉瓦の校舎で有名な慶應義塾大学三田キャンパス、東京タワー、愛宕神社 などの名所が数多くあります。
有名スポットが多い、アカデミックな街・三田。ぜひお近くを訪れたら、足を延ばしてみてください!
【三田駅】
路線名:東京メトロ南北線・都営三田線
住所:東京都港区芝5-18-8