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お昼休みにクリスマスをひとかじり。 ――てくてく「東京クリスマスマーケット2025 in神宮外苑」ガイド

2025年12月5日

今回の『いざまち』ではクリスマス気分を一足先にお届け。
港区・青山にある弊社のロケーションを活かして、お昼休みに神宮外苑へ。

「東京クリスマスマーケット2025 in神宮外苑」に行ってきました!

ドイツの冬の風物詩が今年も東京にやってきた

「クリスマスマーケット」とは、ドイツを中心にヨーロッパ各地で中世から続く、伝統的なお祭りです。クリスマスのデコレーションやイルミネーション、伝統的なお菓子やグリューワイン(ホットワイン)、クリスマス雑貨などが屋台で販売されています。

ドイツのクリスマスマーケットを再現し、日本でも毎年大勢の人が訪れる「東京クリスマスマーケット」。今年は11周年を記念して、神宮外苑と芝公園(御成門駅前広場)の2つの会場を使った過去最大規模の開催となります。

神宮外苑では、ドイツ周辺の民話を集めた「グリム童話」やヨーロッパの童話を題材にし、幻想的な世界観を体験できます。対して芝公園会場では、ドイツ各都市の文化や工芸を集めた伝統的なクリスマスマーケットが登場。2つの会場で異なる趣を感じてみてはいかがでしょうか。

2会場を巡ることで完成する“重ね捺し”スタンプラリーも開催。ぜひチェックしてみてください!

※今回は神宮外苑会場のレポートとなります。

神宮外苑会場となる、「聖徳記念絵画館」前の総合球戯場へ向かう際には、東京メトロ銀座線「外苑前駅」から歩いていくコースがおすすめ。「4b」出口のある青山通りから聖徳記念絵画館へ歩いていくと、いちょう並木の散策を楽しむことができます。

今回イベントに参加した11/27には、いちょう並木の美しい黄葉を楽しむことができました。

会場に到着し、入場の手続きをすませると、リストバンドを渡してもらえます。このリストバンドは再入場の際に必要となります。昼と夜、どちらもクリスマスマーケットを楽しみたいという方は、なくさないように気をつけてくださいね。

神宮外苑にメルヘンチックな物語の世界が出現!

会場から聞こえるBGMの音に胸を躍らせながらいざ入場!飲食33店、雑貨23店に及ぶ、本場さながらのヒュッテ(木の小屋)の数々が目に入ってきます。通路は広々としていてベビーカーを押すお母さんや車いすでお越しの方も安心。平日のお昼ということもあり、小さなお子さん連れのママ友同士でいらっしゃる方が多いように感じました。

広場のあちこちに、屋台で購入した料理やドリンクを落ち着いて食べられるイートインスペースが備えられています。グルメを味わいながらクリスマスならではのキラキラとした雰囲気を堪能することができました。ヨーロッパのクリスマスマーケットで飾られる本場の「クリスマスピラミッド」を目前にくつろげるコーナーも。

ピラミッドの各層には「不思議の国のアリス」や「白雪姫」などヨーロッパの物語やグリム童話をモチーフにした人形が顔をのぞかせています。

クリスマスマーケット発祥の地のひとつといわれるドイツ・ドレスデンのクリスマスピラミッドと同じ、高さ14mの木製ピラミッド。

夜はイルミネーションによる色とりどりの光がちりばめられ、昼とは異なる表情に。(別日に撮影)

本場ドイツの絶品グルメやクリスマス雑貨も勢ぞろい

おまちかねのグルメ屋台へ。サンタやトナカイなどをモチーフにした可愛いスイーツやホットショコラ、グリューワインやドイツの白ビール、ソーセージの盛り合わせやビーフシチューなどなど。クリスマスマーケットならではのフード&ドリンクが盛りだくさん。どれにしようか迷います……。

ホットドリンクは、Web事前予約チケットの特典でもらえるオリジナルマグカップを注文の際に持参すると、そこに注いでもらえます。

鎧塚俊彦、土屋公二、辻口博啓シェフによる特別ブースも発見。ドイツの伝統的なクリスマス菓子「シュトーレン」が販売されており、すでに売り切れのものもありました。

パンの器に盛りつけられたサンタさんの牛タンシチュー。食べるのがもったいないほどのかわいさです。

クリスマスソングの定番「赤鼻のトナカイ」をテーマにしたアメリカンドッグ。

前売り券限定オリジナルマグカップはイベント後もデスクワークで愛用しています。芝公園会場では異なるカラー展開のマグカップがもらえるそう。

雑貨を販売する屋台は広場の中央に並んでいました。クリスマスツリーなどに飾るオーナメントやアロマキャンドル、煌びやかなスノードームにうっとり。自宅のデコレーションや大切な人へ贈るギフト選びにぴったりです。

ロシアの伝統的な木製人形「マトリョーシカ」専門店にて。トトロやプーさんなど馴染みのある顔ぶれも。

フォトスポットでクリスマス限定のときめく一枚を

クリスマスピラミッドをはじめ、会場には“映え”スポットが点在。恋人や友人、家族と一緒に、素敵な思い出を写真に残せます。

雪だるまやサンタなど、各店舗それぞれ異なるモチーフの装飾が施された「ヒュッテ」の屋根は必見です。フラワーアーティストによるクリスマスリースが展示された「リースの小路」、キリストの生誕シーンの馬小屋を再現したジオラマ「クリッペ」など、お気に入りの映えスポットを見つけてみてください。

ミニリースのプレゼント企画も開催していました。

「クリッペ」とは馬のえさを入れる桶を意味し、キリストのゆりかごにしたと伝わっています。キリスト教国のドイツでは、クリスマスが近づくと各家庭の居間に飾られるのだとか。

物語の中に迷い込んだような非現実的な体験ができる「東京クリスマスマーケット2025 in神宮外苑」。お昼のクリスマスマーケットを訪れたのは初めてでしたが、夜のイルミネーションでは味わえない、晴天の下で輝くオーナメントやピラミッドの眺めに心が躍り、楽しい時間となりました!

ぜひ本記事をお読みのあなたも、芝公園と合わせて2会場を巡り、ほっと温まるクリスマスの特別なひとときをお過ごしください。

東京クリスマスマーケット2025 in神宮外苑
会場:明治神宮外苑 聖徳記念絵画館前・総合球技場
期間:2025年11月21日(金)~12月25日(木)
料金:~12/19 大人(中学生以上)平日1,000円、土日祝1,500円、小人(小学生)500円、未就学児無料 ※詳細は公式HPを確認
アクセス:東京メトロ銀座線外苑前駅より徒歩10分、JR中央・総武線信濃町駅より徒歩5分 ほか

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