【行ってきました】みなと区民まつりに出展していた意外な団体さんたち
2024年10月12日(土)・13日(日)に、港区芝公園一帯で開催された、みなと区民まつり。「区立芝公園エリア」「増上寺エリア」「東京プリンスホテルエリア」「都立芝公園エリア」「港区役所エリア」など、さまざまなエリアに分かれて開催される、港区ならでは! のイベントです。
基本的に、区内で活躍している福祉団体や学校、町会や趣味の集まりが普段の活動にちなんだ出展されていましたが、中には港区内で活動されている企業の出展も。確かに企業だって港区で活動をされている団体ですから区民まつりに参加していてもおかしくないのですが、なぜかその可能性を完全に失念していました。ということで、みなと区民まつりで見つけた企業さんのブースをいくつかレポートしてみます。
【明治安田】
保険会社としてお世話になっている人も多いであろう明治安田さんが行っていたのは、血管年齢の測定会。保険会社さんは、お客さまに健康に過ごしてもらえるように様々なサービスを行っていますが、なかなか参加する機会に出会えないことも多いもの。とはいえ、健康はみんなが抱える大テーマ。ブースに出展されていた血管年齢測定には、長蛇の列ができていました。
【文化放送】
【東京ガス株式会社東京中支店】
「東京ガス」さんで展示されていたのは、パリパラリンピックで男子50m自由形と男子100mバタフライで金メダルを獲得した、東京ガス所属の全盲の木村敬一パラ水泳選手と用具について。視覚障がい選手が、ゴールやターンの直前にプールの壁の位置を察知するために用いるタッピングバーの使い方の説明や、目が見えない状況でまっすぐ進むことやタッピングバーを用いてターンをしてみる、など、の体験を行っておりました。
【港区産業団体連合会】
フリーマーケットをやっているなと、何気なく看板を見たところ、「港区産業団体連合会」という、お堅そうな団体のお名前が。お話を伺ったところ、こちらの団体は、昭和40(1965)年に、港区区内における地域工業団体及び業種別団体の連合体として結成されたそうです。所属をされているのは、
・三田工業会
・高輪工業会
・江南振興会
・東京都印刷工業組合港支部
・東京グラフィックサービス工業会港支部
・東京都清本工業組合港支部
・港区観光所防災協力会
の7団体。区内の中小企業活動の発展のために普段は活動されているそうです。今回の区民まつりでは、団体の所属企業から、品物を持ち寄り、バザーを開催していたとのことでした。
【東京都製本工業組合港支部六日会】
「東京都製本工業組合港支部六日会」さんは、東京都内の製本業者が設立した、技術の指導や教育、研究を行う団体の港区支部です。製本事業者の団体らしく、紙を売っていらっしゃったのですね。感動したのが、和綴じのメモ帳! 紐を使って綴じる和綴じの製本はきちんと形にするのに熟練の技術が必要。そのため最近は、江戸時代の本を復刊しているような出版社以外では採用することはなくなってしまいました。きちんと技術が継承されていることを知ることができ、本の制作に携わるものとして嬉しかったです。
【一般社団法人 小豆島観光協会&カサイホールディングス株式会社】
港区のイベントに足を運ぶと、かなりの確率で小豆島の物産を販売しているブースを見かけると思います。これは「小豆島観光協会」さんと一緒に、新橋~浜松町エリアで、「都市と地方を繋ぐ」をコンセプトに小豆島の魅力を発信し続けている「カサイホールディングス株式会社」さんの活動の賜物です。小豆島といえば、オリーブが名産というイメージがありましたが、毎回区内のイベントでお見掛けしてきた結果、そのほかの柑橘類や、牛肉、素麺なども名産であることを学びました。イベントのたび美味しいものと出会えるので、今では、いつかは小豆島にいってみたいと思うまでになってしまっています!
【NTT東日本】
「NTT東日本」さんのブースで行われていたのは、災害時伝言ダイヤルの使い方を学ぶことができるシミュレーター。東日本大震災の際、携帯電話が不通になってしまうという問題が明るみに出ました。この時、注目されたのが、メッセージを録音することで、被災地と連絡を取り合うことのできる災害時伝言ダイヤルでした。様々な媒体で特集をされていましたし、私もとある本でこのサービスについての紹介記事を記載したことがあります。ですが、頻繁に使うものでもないため、細かな使い方や「171」というダイヤル番号をすでに忘れてしまっている人も多いのでは?
今回展示されていたシミュレーターを使えば、実機さながらの機械で学びながら実際の使い方を学ぶことができました。また、遊具のような見た目が幸いしてか、小さなお子様が遊びながらお勉強されている姿も印象的でした。
【株式会社J:COM東京 港・新宿局】
某ファミレスの激ムズ間違い探し、ついつい夢中になってしまいますよね。ケーブルテレビでおなじみの「J:COM」さんが出展されていたブースで行われていたのは、参加無料の間違い探しです。
この手の間違い探しって、どうしても得意になれません。思い込みが激しいのか視野狭窄に陥ってしまっているのか。そんななか、柔軟な発想で次々と間違いを見つけていく子どもたちの眼力にはただただ、感心するばかり。ちなみに、正解者にはポケットティッシュがもらえていました。最近ティッシュペーパーもそこそこのお値段がするのでこれには、横で見守るお母さんたちお大助かり。子どもと一緒に必死になって間違いを探している姿が印象的でした。