いざまちローディング画面

いざまち

【第42回みなと区民まつり】へ行ってきました!

2023年10月20日

増上寺と芝公園を舞台に行われる港区有数の大型イベント

港区で暮らしている、あるいは働いている方は「みなと区民まつり」というイベントについての広報誌を、どこかで目にしたことがあるのではないでしょうか?

東京タワーの真下に広がる東京プリンスホテル~増上寺~芝公園一帯で行われる区民まつりです。主催は、港区とみなと区民まつり実行委員会、そして公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団(Kiss ポート財団)の共同となっています。

毎年、弊社の郵便受けに入ってくる広報誌を手に「へえ、こんなこともやっているんだ」くらいの感覚でいたのですが、

港区のことを紹介するぜ!」と息巻いてこのブログを始めたのに「港区の区民まつりに参加したことがない」では格好がつかない。

ということで、今年は初めて会場へと足を運んでみました。

思った以上の熱気と想定外の出し物にわくわく!

2023年の「第42回みなと区民まつり」は、10月の7日(土)と8日(日)の2日間にわたり開催されました。

(9日には、「みなと区民スポーツ・体育祭」も開催されています!)

私は、2日目の8日に参加させていただきました。

会場が広いので、アクセスに適した駅は複数ありましたが、おそらく最寄り駅は、都営三田線の御成門駅or芝公園駅でしょう。

ですが、せっかく会場の中心が増上寺です。

増上寺の正門が見える大門駅から向かうことにしました。

入国規制が緩和されたため、東京タワー周辺は外国人観光客も目に見えて増えております。

が、にしても今日は人が多いな、と思っていたら……

これらの人波が次々と増上寺の門内に飲み込まれていきます!

どうも、みなさん「みなと区民まつり」へ足を運んでいるようです。

会場は大きく4つのエリアに分かれていました。

区内の商店会や団体が参加し、バザーや活動の発表を行っている「都立芝公園エリア」

各国大使館や区内の在日外国人会の方々が集まり、各国料理やお酒をふるまってくれる「東京プリンスホテルエリア」

増上寺本堂正面に設置された巨大ステージを中心とした「増上寺エリア」は、官公庁の出展のほか、区内福祉団体によるの増上寺大殿の入り口に、巨大なステージが用意されていて、いつもとまるで違う雰囲気となっております。

そして、最後が、自治会やNPO法人などが集まって、子ども向けの遊び体験教室や、子どもたちの発表会を行っている「区立芝公園エリア」となっています。

その他、港区役所と日比谷通りの間にある公園では、全国の自治体が集まって物産展も開かれているようです。

とりあえず、私は大門駅から歩いてきたので、真正面に見える増上寺エリアから見ていこうと思います。

こんなに活動していたの?港区内福祉団体の数に驚き

私が会場に入った時間は、ちょうど増上寺大殿の舞台でフラダンスチームによる発表が行われており、お寺の境内にハワイアンが鳴り響くという、不思議な空間が広がっていました。

このエリアは、港区内で活動をする企業や官公庁の出展がメインと、マップを見るとなっていますが、歩いていて一番目立っていらっしゃったのは、各種福祉団体のみなさんの活動です。

自分たちで作った手芸品を販売したり、食べ物を販売したり、積極的に来場者に声掛けを行って盛り上がっていらっしゃいます。

港区内福祉団体のテントが集まる増上寺正面のエリア

手作りの手芸品を販売する港区聴覚障害者協会さん

予想以上の活気に驚きながら喧噪の中を歩いていると、目に飛び込んできたのが「こけし」の大群でした。

港区に……こけし?

驚いてお話を伺ってみたところ、こちらの団体は『風の子会 高浜生活実習所』。

障がいをもった方が、独りにならず、自ら豊かな生活を送っていける力と機会を得られるよう場所を提供して支援を行う、「通所支援」という活動をされているNPO法人さんでした。

こけしは、ボランティアの方から寄贈してもらったものを販売しているそうですが、普段はみなさん実修所の中で、パソコンによる仕事を行ったり、手仕事の内職を行って自分たちで商品を作っているそうです。

みなさんとにかく楽しそう。写真撮影にも快く応じて下さいました。どうしてこんなに明るいのだろうと少し疑問に思いましたが、頂いたパンフレットを見て納得。

映っていた写真には、お仕事の様子よりも、みなさんで観光を行った時の写真いちご狩りをしている様子料理教室で腕を振るう様子などがたくさん。

実習所でお仕事をする仲間というだけではなく、本当に家族のように活動されているんだということが伝わってきました。

事業所はちょうど、日の出駅の正面にあるようです。いつか、きちんと取材をさせていただきたいなと思いました。

芝公園エリアに猿出没!?

続いて訪れてみたのは「区立芝公園エリア」。

こちらは所狭しと駆け回る子どもたちから、途切れなく歓声と笑い声が発せられ、「増上寺エリア」とは違った熱気で満ち溢れています。

区立芝公園エリアのステージ

芝消防署が出展していたVR防災体験ができる改造された消防車

出店されている町会や団体さんのブースはいずれも子どもの人だかりができており、ちょっと忙しそうでお話を伺いにくい。さて、どうしようかと会場を巡っていると……。

ん!!!!!猿!?!?

なんと、日光猿軍団から、猿まわしがやってきていました。

竹馬に乗っての……

ぴょん!

ジャンプを披露してくれたり、死んだふりを披露したりと大いにお客さんを笑わせていましたよ。

全世界の名産品を購入できる物産コーナーも大充実

「区立芝公園エリアを」出てからは、「港区役所エリア」を通り抜け、残りの「東京プリンスホテルエリア」と「都立芝公園エリア」を回ってみることにしました。

私は全く知らなかったのですが、この港区民祭り、全国各地の自治体の協力も受けているようで、「都立芝公園エリア」には東京近郊だけでなく、北海道や北陸、九州など各地の名産品が販売されています。

気が付いたら、私も味噌漬けのお肉と、干物を両手にルンルン気分です。

物産エリアを抜けて「東京プリンスホテルエリア」に入ると、今度は世界各国のお料理がお出迎え。

こちらでは、港区に住む外国人の方々が結成した外国人会や、大使館の方々が自国の文化(主に食)を紹介していました。イタリアンなおでんも気になったのですが

「今はダイエット中だから」

と我慢我慢。

私の手提げにワインが仲間入りしてたのは秘密です。

最後に訪れた「都立芝公園エリア」では、区内の商店会がバザーを開催中。最後に訪れたので、お祭りの終了時刻も近づいており、商店会同士が鎬を削るかのように値下げ競争が始まっています。

私も、誘蛾灯に誘われる虫のようにふらふらバザーに引き込まれて行ってしまい……。

終わってみると、名刺とパソコンくらいしかもっていなかった私の鞄には、買い込んだ食料品や雑貨がギチギチに詰め込まれた状態になっていました。

これ、経費で落ちないかなあ(苦笑)。

とにかく、思った以上に楽しめた「第42回みなと区民まつり」。

色々な団体さんの存在や活動を垣間見ることもできたので、今後の本ブログの企画に活かしていこうと思います!

前の記事

【愛宕神社】23区イチ高い山にある愛宕神社は「火」と深い関係あり!

次の記事

港区歴史探索・地名のヒミツ 「汐留」